Connecting to the future
未来へつなぐ防災
●●● 私たちについて
CONNECT(コネクト)とは繋ぐという意味があります。私たちは多様な人々が、災害時においても繋がり助け合い、支え合える社会になることを目指して様々な活動を行っています。
平成23年の東日本大震災を経験し、私達は防災について真剣に考えるようになりました。テレビから連日流れる映像は、強大な自然の力を私達に見せつけました。大津波に襲われた沿岸の町や村はまさに壊滅状態となり、原発事故の影響や深刻な物不足によって、東京にいる私達の生活も一変しました。「災害は忘れた頃にやってくる」ということわざがありますが、防災はすべての人々が関心を持ち、日頃から考え備えなければならない問題なのだと痛感させられました。
そのような時、ある高校生達が考案した「女子から目線の携帯トイレ」に出会いました。生徒達が東日本大震災の被災地支援活動を通して、災害時のトイレの汚く、不衛生で、危険な現状を知り、誰もが安心して、安全に、水がなくてもトイレを使用出来るようにする為に、試行錯誤の末に作りあげたものです。生徒達のアイデアやトイレに込めた思いを知り、私達がこの携帯トイレを大勢の人達に広める事が大切だと思い動き始め、平成26年4月「CONNECT」を立ち上げました。大田区や各町会主催の防災訓練に参加しての携帯トイレの普及啓発活動、宿泊型避難所体験や独自の防災ツアーを企画・運営するまでに至りました。
科学や技術の目覚ましい進歩により、物やサービス、情報に溢れ、私達の日常生活は格段に便利になっています。しかしながら、テレビや新聞から流れる「記録的」、「想定外」、「未曾有」といった災害は、私達に強大な自然の力を見せつけると共に、「災害の恐ろしさ」「何気ない日常を奪われる非道さ」を痛感させます。災害は私達の便利になった日常のすぐ隣に潜んでおり、「何時でも」「何処でも」「誰でも」が「被災地」「被災者」となり、すべてを奪い去っていくのです。
その時、その日の為に、私達は防災・減災活動をとおして、まずは一人一人が災害について正しい知識を持ち、自分の命を守り、備えることによって、自分自身の大切な命を繋ぎます。更に、家族や地域と積極的に関わり、繋がることによって、お互いを助け合える環境整備を行います。災害発生時に重要となる、自助・共助の具体的な方法を浸透させ、災害に強い地域、町、コミュニティーの形成を図っていきたいと考えています。住民や地域が主体的に繋がることによって、地域力を向上させ、災害弱者といわれている子どもや女性、高齢者や障がい者、外国人など多様な人々が支えあう優しい地域づくりを目的としていきます。
特定非営利活動法人 CONNECT 代表 原田 美奈子
●●● こんな活動をしています
法人名
特定非営利活動法人CONNECT
設立
令和元年5月
所在地
〒145-0075 東京都大田区西嶺町21番18号
役員
代表理事 原田 美奈子
副代表理事 須藤 彰子
副代表理事 新倉 太郎
監事 田中 昌利